ごあいさつ

greeting現在、病気に悩む患者さんが、明日への希望をもてるためにも新しい治療法が開発・研究されていかなければなりません。そのためには、多くの患者さんの協力を得ながら、EBM(Evidence based medicine)の原則に基づいた有効なEvidenceを集める必要があります。そして、証拠・根拠は科学的に信頼性・妥当性を吟味した上で用いられねばならず、患者さんに適応する際にも、医師の臨床判断と患者さんの意向をあわせて、総合的に結論を出さなければいけません。しかし、日本の医師主導の臨床試験は、海外の国々と比較しても、その規模やスピードは遅れています。新しい診断や治療を確立していくことは医療に携わる者の責務であり、臨床研究は医学の発展に多大なる影響を及ぼしています。

そこで、私たちは、平成19年1月にEvidence創出者倶楽部を設立致しました。この組織は、臨床試験の普及推進に関心のある方は、誰でも参加できる特定非営利法人です。今までの枠組にとらわれず、臨床試験を広め、最新のデータ管理技術でもって臨床試験を支援します。そして、基礎医学研究および臨床研究の実施と支援、医療情報の集積とその活用を促進することで、わが国におけるEBMの普及推進活動を行い、保健・医療・福祉の分野で公益の増進に寄与することを確信しています。

このホームページでは、臨床試験の普及推進に携わる目的と活動状況をお伝えしています。そして、臨床試験の発展に向けてのご理解とご支援を賜ります様、宜しくお願い致します。

特定非営利活動法人 Evidence創出者倶楽部